Advanced Choreography 2017 より

Advanced Choreography vol.2

ダンサーの動作のサンプリングによる振付シミュレーションソフトを活用!
舞踊芸術におけるコンピュータと人間の新しいコラボレーションのかたちを提案する好評企画のvol.2 開催決定!

TOPICS

2020.10.10  チケット販売開始しました

2020.10.6  出演者情報を追加しました

2020.9.24  アドバンスト・コレオグラフィvol.2 ホームページをリニューアルしました

OUTLINE

Advanced Choreography vol.2
コンピュータによる新しい動きの探求!

2021年 1月9日(土) 午後4時 開演
    1月10日(日) 午後2時 開演

※開場は開演の45分前

会場:豊洲シビックセンターホール
東京都江東区豊洲2-2-18豊洲シビックセンター5F
https://www.kcf.or.jp/toyosu/

Ⅰ振付シミュレーションソフトを用いたパフォーマンス  ※上演順未定
石渕 聡(コンドルズ)  振付作品/出演 井田亜彩実、栗 朱音、皆川まゆむ
坂田 守 (Tarinof dance company)振付作品/出演 岩渕貞太、坂田 守
平山素子 振付作品/出演 カズマ・グレン

Ⅱ 振付シミュレーションソフトについてのプレゼンテーション
開発者 /海野 敏(東洋大学)、曽我麻佐子(龍谷大学)
振付家 /石渕 聡(コンドルズ)、坂田 守(Tarinof dance company)、平山素子

TICKET

チケット(全席指定・税込)
10月10日(土)販売開始
※ティアラ友の会会員は10月9日(金)~

一般前売 3,500円
学生 2,000円
※6歳から入場可
※車椅子でご来場の場合は、事前にNPOアルファルファまでお問合せ下さい。

チケットご購入の前にお読みください

■江東区豊洲文化センター
https://www.kcf.or.jp/yoyaku/ticket/
TEL/窓口 03-3536-5061 受付時間 9:00~21:00
※発売当日は10:00~/第2・4月曜休館

■カンフェティ
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=58809&
TEL 0120-240-540 受付時間10:00~18:00

共催:公益財団法人江東区文化コミュニティ財団 江東区豊洲文化センター/NPO alfalfa
主催:Advanced Choreography実行委員会/海野 敏(東洋大学)、曽我麻佐子(龍谷大学)

お問い合わせ:
NPOアルファルファ http://alfalfalfa.net  info★alfalfalfa.net ★は@

INTRODUCTION

Advanced Choreography

 アドバンスト・コレオグラフィは、ダンサーの動きのサンプリングによってコンテンポラリーダンスを創作する試みです。動きのサンプリングには、特別に開発した3次元振付シミュレーションソフトを用い、平山素子、Tarinof dance companyの坂田守、コンドルズの石渕聡という3人の探求心旺盛な振付家たちが、今まで使ったことがない新しい動きを探し出して創作します。

 目的は3つあります。第1に斬新で魅力的なコンテンポラリーダンスの作品を創ること、第2にコンテンポラリーダンスの新しい振付の方法を試みること、第3に舞踊芸術におけるコンピュータと人間の今までとは異なる協働のかたちを提案することです。

 また、振付の方法として珍しいのは、動きそのものから創作する点です。多くの振付は、音楽、物語、感情のいずれかを出発点とします。すなわち、特定の楽曲か、何らかのストーリーか、喜怒哀楽などの情緒や情念から振付けるのが一般的です。本企画は、あえて音楽、物語、感情を出発点とせず、身体の動きそのものの面白さ、迫力を追究します。

introduction1

Advanced Choreography 2018 より (C) Naoshi Hatori

3次元振付シミュレーションソフトについて

 今回3人の振付家が使用した3次元振付シミュレーションソフトは、BMSS (Body-part Motion Synthesis System)と名づけられています。コンテンポラリーダンスの創作支援および学習支援を目的とし、タブレット上で振付動作を3次元CGアニメーションでシミュレーションできます。舞踊研究者の海野敏(東洋大学社会学部教授・舞踊評論家)と曽我麻佐子(龍谷大学先端理工学部准教授)が、平山素子(筑波大学体育学部准教授・振付家・舞踊家)の協力を得て、2010年より開発しています。

 このソフトは、モーションキャプチャという装置を使い、プロダンサーのからだに数十個のマーカーを装着して測定した身体動作の3次元デジタルデータを利用しています。その測定データは「モーションデータ」と言い、今までに、バレエでは上野水香、酒井はな、下村由理恵、高岸直樹、山本隆之など、コンテンポラリーダンスでは平山素子、鈴木竜、ヒップホップではKENTARO!!などの演技を測定してきました。

​ ソフトのコンセプトは、動作の分解と合成です。プロダンサーの演技のモーションデータを時間軸で短く分割し、さらに身体部位(脚、腕、頭、胴体など)ごとに分解して、振付の部品とします。それを振付家が再合成して新しいダンスの動きを創出します。再合成にあたっては、自動合成、速度変更、左右反転などさまざまな加工が可能で、最長約3分のダンスシークエンスを創作できます。また、振付の部品も合成した動きもダンスシークエンスも、すべてアバターを用いて3次元CGアニメーションで再生でき、さらに視点は随時360度自由に移動できます。アバターの変更も可能です。

プロジェクトの背景と経緯

 本プロジェクトは、プロダンサーの演技をモーションデータとして収集し、それを舞踊芸術に活用することを目的として、1999年にスタートしました。2010年よりコンテンポラリーダンスのための3次元振付シミュレーションソフト(BMSS)の開発を行い、日本(筑波大学)、米国(カリフォルニア大学)、英国(ミドルセックス大学)のダンス専攻学科と協力して評価実験を重ねた結果、振付教育では、ソフトの利用に一定の学習効果があることをくり返し確認しています。現在は、プロの振付家の作品創作へと研究の目的を拡大しています。

 コンテンポラリーダンス創作におけるコンピュータの導入例は、美術・装置におけるCGやプロジェクションマッピングの利用、音楽・照明における電子機器の活用、さらに3次元ホログラムによるバーチャルダンサーの演技など、国内外で枚挙にいとまがありません。しかし、人間のダンサーの動きそのものをコンピュータで構築する試みは、1980年代にマース・カニンガムの先駆的な例はあるものの、特定の振付家がクリエイションのために使用するような実践は、現在までほとんどありません。

 2017年10月、プロジェクトの協力者でもある平山素子を筆頭に、石渕聡、坂田守という3人の振付家が、BMSSを用いて創作した6~10分の新作3本を神楽坂セッションハウスにて発表しました。同時に、舞踊研究者、評論家、ダンサーなどを観客に迎えてパネルディスカッションを行い、人間の身体の動きそのものの面白さやダイナミズムに焦点をあてた、シミュレーションソフトを用いた振付の可能性を実証し、その成果は『読売新聞』や『ダンスマガジン』の記事で紹介されました。

 2018年11月、ソフトとデータのバージョンアップを行い、スパイラルホールに場所を移し、多彩なダンサーたちの実演協力を得て、コンピュータと人間の協働による創作の新しいかたちを提案しました。

▶ Advanced Choreography 2018 WEBサイトはこちら

​CAST/STAFF

振付家
石渕 聡
  

石渕 聡(コンドルズ)

「ダンスカンパニー・Condors」ダンサー、「プログレバンド・Soleil de la Nuit」ギター&作曲担当、大東文化大学文学部准教授、文学博士。振付家としてマルハニチロ「ゼリーで0」TVCMなども手がける。お笑い芸人の我が家、ロッチ、ハライチによるユニット、クレージーラッツの振付担当。NHK総 合「サラリーマンNEO」内「テレビサラリーマン体操」のピアニスト。著書に『冒険する身体』(春風社)

坂田 守
©Wassilios Nikitakis

坂田 守(Tarinof dance company)

Tarinof dance company 主宰。玉川大学文学部芸術学科卒業。LABAN CENTER(Trinity Laban Conservatoire of Music and Dance)ISP修了。文化庁新進芸術家海外研修制度パリ2年7ヶ月研修。フランス、イタリア、セルビア共和国開催、国際振付コンクールにてそれぞれ第1位受賞。東京を拠点に、カンパニーの新作公演、ミュージカル、創作オペラへの振付、全国各地で特別ワークショップを実施。

http://tarinofdancecompany.net/

平山素子
©Yutaka Mori

平山素子

静謐さと昂揚を自在に奏でるダンサーとして観客の熱い支持を集め、近年は振付家として意欲的に作品を発表。06年ボリショイ劇場バレエ団にて『Revelation』をS.ザハロワに提供以降、『Life Casting』(07年)で朝日舞台芸術賞、『春の祭典』(08年)で芸術選奨文部科学大臣新人賞、江口隆哉賞を受賞。シンクロナイズドスイミングやフィギュアスケートの日本代表選手の指導も手がけるなど活動は多岐にわたる。筑波大学体育系准教授。

http://motokohirayama.com

ダンサー
井田亜彩実
©hitoha.nasu

井田亜彩実

筑波大、大学院舞踊コースで舞踊学を学び、平山素子に師事。2013年、ベラルーシ国際コンペティション日本人初優勝をはじめ、国内外で数々の賞を受賞。2013年、文化庁在外研修員。2013年-2018年イスラエルの”MARIA KONG”にて活動。地域に根付いたアートをコンセプトとした”ARTopia!”ディレクター。ダンスハウス黄金4422レジデンスコレオグラファー。2020年度穂の国とよはし芸術劇場PLATレジデンスアーティスト。横浜ダンスコレクション2021ファイナリスト決定。イスラエル発祥”Ilan Lev Method”セラピスト。
genjouijihataika.wixsite.com/asamiida

岩渕貞太
©Sakiko Nomura

岩渕貞太

玉川大学で演劇専攻。ダンサーとして、ニブロール・伊藤キム・山田うん等の作品に参加。2007年より2015年まで、故・室伏鴻の舞踏公演に出演。2005年より、「身体の構造」「空間や音楽と身体の相互作用」に着目した創作作品を発表。2012年、横浜ダンスコレクションにて、「Hetero」(共同振付・関かおり)が在日フランス大使館賞受賞。近年は、自身のカンパニー『岩渕貞太 身体地図』として自作品を公演している。
http://teita-iwabuchi.com/

栗 朱音

栗 朱音

1996年長野県出身。クラシックバレエを習う。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。コンテンポラリーダンスを岩渕多喜子に師事。舞台を中心に笠井瑞丈、福留まり、伊東香織、鈴木竜、柿崎麻莉子、山崎広太などの振付家の元で踊り、創作している。現在はSUZUKI YUKIO projectsに参加。Yokohama Dance Collection IIにてソロ作品を発表。MV、映画などに出演するなどダンスを通して表現している。
https://marroro.amebaownd.com/

カズマグレン
©Frank Odening

カズマ·グレン (bodypoet)

東京生まれ世界育ち。日本人の父と南アフリカ系の母、障害児だった弟を持つ。武道、ヒップホップ、コンテンポラリーから築き上げた唯一無二のスタイルを手に日本、ニューヨーク、ヨーロッパのダンスカンパニーで踊る。アートのためのアートでなくアクティビズムを織り交ぜるパフォーマンスを模索する。自然と共鳴するダンスメソッドを開発するかたわら、役者、コメディアン、詩人、映像作家として才能を開拓し続ける。
www.bodypoet.info

皆川まゆむ

皆川まゆむ

東京を拠点に活躍。InbalPinto&AvshalomPollak DanceCompany にて活動。Inbal Pinto、Avshalom Pollack、MatthewBourne、Pichet Clunchen、Damien Jalet、名和晃平、TheWeeknd、谷賢一、EllaRothchild、などの作品にダンサーのみならずリハーサルディレクターとしても参加。振付家としても本格的に始動中。
http://mayumu.net

システム開発者

海野 敏
東洋大学社会学部教授。東京大学大学院博士課程満期退学、同大助手を経て2004年より同職。情報学を専門としてバレエ、コンテンポラリーダンスの3DCG振付シミュレーションソフトを共同開発。1992年より舞踊評論家としてバレエ・ダンス関係の記事執筆や講演活動を行い、芸術選奨の舞踊部門選考審査員などを歴任。共著書に『バレエとダンスの歴史』(平凡社)、『バレエ パーフェクトガイド』(新書館)、共訳書に『オックスフォード バレエ ダンス事典』(平凡社)ほか。
http://www2.toyo.ac.jp/~umino/

曽我麻佐子
龍谷大学先端理工学部准教授。名古屋大学博士(学術)。CGアニメーションと身体情報処理を専門として、主に舞踊の3Dモーションデータのアーカイブ化とシステム開発を行う。振付支援システム「Body-part Motion Synthesis System」の開発を継続的に行っている他、バレエ古典作品の3Dコンテンツ「Virtual Dance Theater」の公開やモーションデータとインタラクティブ技術を活用した舞台パフォーマンスなども実施。
http://motionlab.jp/index_j.html

スタッフ


舞台監督:柴崎 大
照明:森 規幸(balance,inc.DESIGN)
音響:相川 貴
宣伝美術:木村稔将、三五さやか
制作:NPO alfalfa(山口佳子、滝沢麻衣)
企画協力:平山素子(筑波大学)

Advanced Choreography Gallery 2017_4
2017年公演より 平山素子振付作品
Advanced Choreography Gallery 2017_1
2017年公演より パネルディスカッションの様子
Advanced Choreography Gallery 2017_2
2017年公演より 坂田守振付作品
Advanced Choreography Gallery 2017_3
2017年公演より 石渕聡振付作品

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